入れ歯は通常、保険診療では、歯の土台となる部分をレジンという歯肉の色に似たプラスチックで作製します(レジン床義歯)。この材料で作ると、強度を保つため入れ歯の厚さは大きくなり(1.5~2mm程度)、この厚みが時として違和感の原因となります。
金属床義歯は歯の土台となる部分を金属にした義歯です。金属はレジンに比べ強度が高いため、入れ歯の厚みを大変薄くすることができ(0.5mm程度)、また金属特有の熱伝導性で食事の「温かさ、冷たさ」を感じることができますので、レジン床義歯に比べて違和感が少なく、装着感に優れています。